オフサイドにおける戦術考察 オフサイドトラップとは!?

サッカーコラム&考察

こんにちは、サッカー大好きサラリーマンのtakeです。ヨーロッパだけでなく、色々なリーグの試合結果を追っかけています。

たけ
たけ

実際に体を動かしてフットサルとかやりたいんですけど、肉離れとかリアルに怖い今日この頃……。

さて、以前オフサイドについて、こちらの記事にて解説しました。

オフサイドってなに!? 初心者でもこれだけ知っていれば大丈夫!
こんにちは、最近物覚えが悪くなってきたと感じておりますtakeです。 アラフォーになって体のあちこちにメンテナンスが必要と感じる今日この頃。頭の中くらいはクリアにしたいものです。 さて、今回はオフサイドについて書きたいと...

今回は少し踏み込んだ話として、オフサイドに関わる戦術のお話をしたいと思います。

サッカーの戦術がわかってくると、またサッカー観戦が面白くなるんです。

それではいってみましょう!

オフサイドトラップ(守備側視点)

オフサイドトラップについて説明するまえに、簡単にオフサイドについておさらいをしておきましょう。

オフサイドとは簡単に解説すると、待ち伏せ行為の禁止の事であり、補足として……

  1. 相手の陣地(サッカーコートの相手側半分)で
  2. 最終ラインより向こう側でプレーに関与する行為の禁止

というものでした。絵にして表すとこんな感じです。

オフサイドの説明

実際の試合では、攻撃側もここまでハッキリと待ち伏せがわかる所ではプレーしません。オフサイドになってしまいますから当然ですよね。

それでは『オフサイドトラップとは何か』という話なんですが、以下の画像をご覧ください。注目していただきたいのは相手の最終ラインのところです。

オフサイドトラップ1

オフサイドトラップの説明1

相手選手3人のうち真ん中の選手が1番後ろにいるため、ここが最終ラインとなります。

そして、攻撃側は前方の2人の選手にボールを渡したい状況だとします。

次の画像をご覧ください。

最終ラインがあがりました

オフサイドトラップの説明2

守備側の選手が全員前に移動したため最終ラインが上がりました。これによって攻撃側の前方の2人がオフサイドポジションに取り残されました。

これがオフサイドトラップです。この状態で攻撃側がパスを出すとオフサイドとなってしまい、攻撃が成立しません。

オフサイドトラップは誰か1人でもその場に残ってしまうと、ただピンチを増やすだけとなってしまいます。

そのため最終ライン上にいる守備側の複数の選手の意思疎通が大変重要となってきます。

オフサイドトラップの失敗例

オフサイドトラップの失敗例

オフサイドトラップの失敗例(ラインなし)

オフサイドトラップの失敗例(ラインなし)

スルーパス(攻撃側視点)

スルーパス自体は戦術ではありませんが、オフサイドにおける戦術に関係してくると思います。

ちなみにスルーパスとはパスを出す選手が、パスを貰う選手の進行方向の先に出すパスの事を指します。(と、申しておりますが私は語彙力が弱いので図でご確認ください。)

スルーパス

スルーパス

ご理解頂けましたでしょうか(汗)

味方Aが味方Bの前方にパスを出しています。これにより、相手選手の後ろ側にボールを供給する事が出来て、尚且つ待ち伏せには該当しないのでオフサイドも成立しません。

最終ライン上での攻防(攻撃守備、双方視点)

最終ライン上では攻撃側は常にスルーパスを狙う事ができ、守備側にとってはスルーパスを逆手にとって最終ラインを押し上げオフサイドトラップを狙う事が出来ます。

サッカーは基本的にボールを追いかけるスポーツですが、最終ライン上ではボールがないところでも双方が細かく上がったり下がったりして駆け引きをしています。

まとめ

サッカーは常にボールと人が動いているため、いつスルーパスやオフサイドトラップが仕掛けられる状況になるのか中々わからないかもしれません。

しかし試合観戦を続けていると『あ、今スルーパス狙ってるな』とか『オフサイドトラップ仕掛けそうだな』というのがわかってきます。

そんなところまで見えるようになると、またサッカーも面白く感じてくるのではないでしょうか。

サッカー観戦をしながら、色々な違った視点を探してみるのも良いですね。

以上、オフサイドにおける戦術考察でした!

 

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