今回はクリスティアーノ・ロナウド(以下C・ロナウド)とアル・ナスルFCの成績についてのお話です。
先日こんな記事書きました。
この記事は2023年にフランスのパリ・サンジェルマンからインテル・マイアミの移籍したリオネル・メッシと、インテル・マイアミに加入した後のチームの成績をまとめたものです。
もし気になる方がいれば、そちらもご覧ください。
さて、前回はメッシとインテル・マイアミについて書いたわけですが、1人調べたら以前に移籍した有名選手が色々気になって来まして。
というわけで、今回はメッシ同様多くのタイトルを獲得してきた元ポルトガル代表、C・ロナウドを調べてみたいと思います。
ちなみにC・ロナウドはサウジアラビアのアル・ナスルというチームに移籍しています。
C・ロナウドは今試合に出ているのか!?
そして移籍したチームの成績はどのように変化したのか!?
そのあたりを書いていきたいと思います。
C・ロナウドが加入したアル・ナスルってどんなチーム?
先ずはC・ロナウドが移籍したアル・ナスルについておさらいしておきましょう。
アル・ナスルはサウジアラビアのサウジ・プロフェッショナルリーグに所属するクラブチームです。
国内リーグでは3回の優勝を記録しており、最近だと2018/19シーズンに優勝を果たしております。
アル・ナスルの主要メンバー
アル・ナスルにどんな選手がいるのかもみてみましょう。
サディオ・マネ
セネガル代表のフォワードです。リヴァプールやバイエルンに所属していたスター選手です。
リヴァプール時代では日本代表の南野とチームメイトであり、お互い切磋琢磨していました。
タリスカ
広州恒大にいた元ブラジル選手です。
広州恒大がめちゃくちゃ強かったあの時代にいた選手が、今はアル・ナスルにいます。
マルセロ・ブロゾヴィッチ
イタリアのインテルに所属していたブロゾヴィッチはクロアチア代表の選手です。中盤の選手でインテル時代の2020/21シーズンは年間で42試合に出場しました。
アイメリク・ラポルテ
マンチェスター・シティに5年ほど所属していたスペイン代表です。ポジションはCBで、先のカタールW杯にも選出されており、決勝ラウンドのモロッコ戦では延長を含む120分のフル出場を果たしております。
オタヴィオ
FCポルトに所属していたポルトガル代表選手です。
オタヴィオもカタールW杯に選出されており、準決勝のモロッコ戦にもスタメンで出場していました。
ちなみに以下は2023年の年齢です。
サディオ・マネ(31歳)
タリスカ(29歳)
マルセロ・ブロゾヴィッチ(31歳)
アイメリク・ラポルテ(29歳)
オタヴィオ(28歳)
どの選手もベテランの選手ばかりではありますが、決してピークを過ぎた選手というわけでもなく、30歳前後の選手が多く在籍しています。
C・ロナウドの加入時期
C・ロナウドは2022年の12月、2年半の契約でアル・ナスルに加入しました。
2022年はそれまでマンチェスター・Uに所属していましたので、シーズン途中での移籍という感じですね。
ちなみにサウジ・プロフェッショナルリーグも開幕が8月となっておりますので、アル・ナスルにとってもシーズン途中での補強という形になります。
移籍後、親善試合を挟んだのち2023年の1月23日、アル・イテファク戦で先発出場し、リーグ戦デビューを果たしました。
アル・ナスルのリーグ成績
さて、ここからがアル・ナスルの成績です。これまでリーグ戦優勝回数を3回記録し、2018/19シーズンにも優勝しているわけですから、最近でも強いチームだということはわかります。
過去10年の成績をまとめてみましたので確認してみましょう。(2023/24は2023年12月の途中経過です。)
シーズン | 試合数 | 勝 | 分 | 敗 | 得失点 | 順位 |
2013/14 | 26 | 20 | 5 | 1 | 60-21 | 1 |
2014/15 | 26 | 20 | 4 | 2 | 60-20 | 1 |
2015/16 | 26 | 7 | 11 | 8 | 39-33 | 8 |
2016/17 | 26 | 16 | 4 | 6 | 44-25 | 3 |
2017/18 | 26 | 12 | 8 | 6 | 47-34 | 3 |
2018/19 | 30 | 22 | 4 | 4 | 69-27 | 1 |
2019/20 | 30 | 19 | 7 | 4 | 60-26 | 2 |
2020/21 | 30 | 13 | 7 | 10 | 53-40 | 6 |
2021/22 | 30 | 19 | 4 | 7 | 58-36 | 3 |
2022/23 | 30 | 20 | 7 | 3 | 63-18 | 2 |
2023/24 | 15 | 11 | 1 | 3 | 39-18 | 2 |
順位だけを見ると、過去10年間でトップ3を逃したのは2回しかないですね。常に優勝候補のチームだということがわかります。
ちなみに2018/19から試合数が26から30に増えていますので、参加チームが増えたのだと思います。
話がそれるのですが、コロナ禍でも全試合やってたんですね(汗)
まぁ、このあたりは今になっても何が良くて何が良くなかったのか、判断がつきにくいところではありますからね。。。
話を戻します。
優勝した年は勝利数が20勝を超えています。一概には言えませんが、このあたりが優勝に向けての1つの目安なのかなと。
この記事を書いた時点で2023/24は全試合の半分を経過して11勝ですので、ここまでは順調なのではないでしょうか。
そしてC・ロナウドが加入してからの変化は?次はC・ロナウドが出場した試合の成績を見てみましょう。
C・ロナウドが出場した試合の成績
C・ロナウドがサウジアラビアで初めてリーグ戦に出場したのは2023年の1月23日、アル・イテファク戦でした。それからの成績を確認すると以下のような感じです。
シーズン | 試合数 | 勝 | 分 | 敗 |
2022/23 | 16 | 10 | 4 | 2 |
2023/24 | 14 | 10 | 1 | 2 |
うーん、元々サウジアラビア国内では強いチームであったため、C・ロナウドが入ってから爆発的に強くなったのかはわかりにくい結果ですね。負けの試合もありますし。
しかし、アル・ナスルは2023/24シーズンに中東のクラブチームが参加するアラブ・クラブ・チャンピオンズカップで初優勝を果たしております。
勿論C・ロナウドも出場しておりタイトル獲得に貢献しています。
リーグ戦における個人成績も確認してみましょう。
2022/23 16試合14ゴール2アシスト
2023/24 14試合15ゴール7アシスト
こちらは流石としか言いようがないですね。平均すると1試合1ゴールという感じなのですが、実際には固め打ちが目立ちます。
というのも、アル・ナスルに移籍してから複数ゴールが9試合もあり、その内ハットトリックが3試合もあります。
2023年2月10日のアル・ワフダ戦では4ゴールを記録しています。
いや、4ゴールって(笑)
もっともC・ロナウドは積極的にPKも蹴りますので、全て流れの中での得点ではないのですが、PK自体あまり外すイメージもないですね。(これは個人的な印象ですが。)
兎にも角にも、C・ロナウドはアル・ナスルで問題なく活躍している事がわかりました。
まとめ
C・ロナウドはこれまでヨーロッパの様々なクラブチームを歩んできました。そして新天地に選んだのがサウジアラビアのアル・ナスル。
ヨーロッパの下位チームに移籍する選択肢もあったかもしれませんが、中東を新しいステージに選択しました。(そもそも、中東ぐらいしか高額なサラリーを払えない現状もあったかもしれません。)
C・ロナウドの年齢を考えると4大リーグを離れるのも仕方ありません。ひょっとしたら、他国に移っても成績が伸び悩み、このまま引退かもと思った人もいたかもしれません。
しかし、蓋を開けてみればそんな心配はご無用で、なんならちょっとやり過ぎ感もあります(笑)
アル・ナスルでの好調の影響なのか、2023年に行われているEUROの予選でもボスニア・ヘルツェゴビナ戦とスロバキア戦で2ゴールずつ決めています。38歳です(汗)
まだまだ引退なんて先の話ですかね。これからも活躍を期待したいです。
以上、近年のC・ロナウドとアル・ナスルの成績についてでした!
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