今年はヨーロッパの有名選手が、次々と中東のチームに移籍をし大きな話題となりましたね。
クリスティアーノ・ロナウドやベンゼマなどの晩年に差し掛かった選手だけではなく、30歳前後のトップレベルの選手達も数多く移籍したかと思います。
エンゴロ・カンテやロベルト・フィルミーノなんかもそうですね。
もう少しプレミアとかで見たかった……。
さて、移籍の大きな要因の1つは中東のオイルマネーなんですが、数年前に大金をはたいて有名選手を取り漁ったリーグがありましたよね。
そう、中国!
近年は親会社の経営難の影響により、
ほとんど選手が中国を出ていきました。
そこでふと気になりました。
みんな、どこ行った?いや、自分が知らんだけか(汗)
と、いうわけで今回は中国サッカーリーグに所属した有名選手のその後を確認していきたいと思います。
中国サッカーリーグに所属した有名選手とその後
フッキ(元ブラジル代表)
日本のコンサドーレ札幌や東京ヴェルディなどでも活躍したフッキは、その後ロシアのゼニトでプレーした後、中国の上海上港へ移籍しました。
そして2020年末に契約満了で退団すると、母国ブラジルのアトレチコ・ミネイロへ移籍しました。
あれから歳月が過ぎ、2023年でフッキの37歳になりました。
そんな2023年の成績はというと……
全38試合中34試合を消化して、30試合に出場し、13得点8アシストだそうです(汗)
いや、めちゃくちゃ活躍してるやん^^;
…37歳ですよ!?
しかもブラジルリーグの1部ですよ!?
凄いですね……次行きましょう。
アレックス・テイシェイラ(元ブラジル代表)
ウクライナのシャフタール・ドネツクで活躍したテイシェイラは2016年に中国の江蘇蘇寧に移籍しました。
その後、江蘇蘇寧はリーグ優勝を果たすも親会社の経営難によりチームは解体。
2021年よりトルコのベシクタシュへ移籍し、2022年からはブラジルのヴァスコ・ダ・ガマに移籍しました。
ちなみにテイシェイラは元々ヴァスコ・ダ・ガマのユース出身です。
旅立ったクラブに戻ってきた感じですね!
ジャクソン・マルティネス(元コロンビア代表)
ポルトガルの強豪FCポルトで90試合67ゴールと桁外れな活躍したコロンビア代表ストライカーです。
2015年にアトレティコ・マドリーに移籍しましたが、こちらではほとんど結果が出なかった様子。
その後、広州恒大に移籍するものの怪我が長引き、3年間で出場試合は10試合。
中国でもほとんど活躍する事なく、退団後はポルトガルのポルティモネンセへ移りました。
2020年には現役引退し、現在はラッパーだそうです。
引退後はラ、ラッパー?
……まぁ、無くはないのか。
パウリーニョ(元ブラジル代表)
2015年にトッテナム・ホットスパーから広州恒大に加入しました。
後にバルセロナへと移籍し、いきなりレギュラーとしてリーガ優勝を果たすわけですが、なぜかその後広州恒大へとローンで戻ってきます。
何か恩義を感じて中国に戻ったのか……。
2度目の広州恒大を退団し、サウジアラビアのアル・アハリへ加入するもわずか2ヶ月で契約解除を申し出て帰国。今年はコリンチャンスでプレーしています。
中国サッカーリーグの凋落
中国がヨーロッパの有名選手を買い漁っていた頃、まぁ、そのうち落ち着いてくるだろうなぁとは思っていましたが、ここまで落ちるとは思っていませんでした。
一番衝撃的だったのは江蘇蘇寧(江蘇FC)の解散。
中堅や下位のクラブならまだしも、リーグ優勝したチームが、3ヶ月後にチームが消滅するなんて、そんな馬鹿な!?ですよね。
当時江蘇FCは約1170億円を投じていましたが、他のビッグクラブも4〜5年の間で巨額の資金を投じていました。
江蘇蘇寧 約1170億円
広州恒大 約2000億円
上海申花 約2000億円
北京国安 約1500億円
ちなみにネイマールがバルセロナからパリ・サンジェルマンに移った際の移籍金は移籍金は2億2,200万ユーロ。日本円でおおよそ約356億円との事です。
どれだけの選手を連れて来ようとしたんでしょうね。。。
それでもその当時はその金額を支払る体力があったのかもしれません。
しかし高官の汚職疑惑や不動産業界の規制、さらに新型コロナウイルスのパンデミックなどの影響で、多くの親会社が経営危機または経営破綻となりました。
そして、クラブチームは選手に給料が払えなくなり多くの外国人選手は中国を去っていきました。
わすが5〜6年でこんな事になるなんて思いませんでしたね。
まとめ
中国サッカー界のバブル〜バブル崩壊によって様々な外国人選手たちが出入りしていきました。
今の中国の現状を見る限り、サラリーだけ持っていけた選手たちは良かったのか……。
いや、そもそも給料未払いで契約解除となった選手たちも多くいるので、そうとは言い切れないですよね。
でもオイルマネーで中東に渡った選手の誰かが、こんなようなこと言ってましたね。
『選手である前に家族を養う必要がある』と。
ごもっとも。海外出身(特に南米やアフリカなど)のサッカー選手は、幼少期金銭面で苦労してプロになった選手が多くいます。
目の前に大金を用意されれば、それこそが人生の成功だと言えますよね。
それはオスカルも言ってましたかね。
ただ単純にサッカーファンとしては、もっと強いチームで見たかったなぁという思いが強いです。
オスカルとかフェライニとか。。。
中国リーグに渡った有名選手たちのその後をまとめてみました。
ご覧頂きありがとうございました!
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