サッカーに限らず、というかなんならスポーツに限らず何をするにしても、誰かに応援してくれたほうがパフォーマンスは上がるものです。
…応援されるっていいですね。誰が応援してくれって(笑)
さて、気を取り直して。サッカーをある程度知っている方なら、ホーム&アウェイという言葉はご存知かと思います。
試合をするにあたっては、ホーム側のチームが有利だというのが一般的ですね。
しかし前々から思っていたのですが、リーグによってはあまり影響がないところも存在するのではないかと。
試合の結果だけ見ると、意外な結果がわかるのかもしれません。
というわけで今回は、リーグ毎のホーム&アウェイの成績を深掘りしてみたいと思います。
検証の対象は欧州4大リーグ+Jリーグです。
リーグ毎で何か特徴はあるのでしょうか。それではホーム&アウェイの成績について調べてみましょう!
そもそもホーム&アウェイとは?
ホームとアウェイについておさらいしておきます。
サッカーは地域毎でチームが別れており、試合をする際は、どちらかの競技場で試合をする事になります。
そしてホームは自分のチームの競技場を指し、アウェイは相手のチームの競技場を指します。
また、その競技場で試合をする事をホームやアウェイと言ったりもします。
なぜホーム側が有利なのか。
ホーム側が有利とされているわけは様々ありますが、主に以下のようなことが挙げられます。
- ホーム側の圧倒的な応援
- 遠征(移動)による疲れ
- ピッチコンディション
- レフェリーのジャッジ
1つずつ見てみましょう。
ホーム側の圧倒的な応援
ホーム側は地元のチームなわけですから、観客もホーム側が集まりやすく、ホームとアウェイでは応援の勢いに差が広がります。
例えば競技場に7:3の割合で観客が入ったとすれば、当然7の応援が盛んになるのは容易にわかる事だと思います。
選手も応援されれば頑張ります。ちょっと苦しい場面でも各々が自身を奮い立たせることが出来ます。すると試合はホーム側が有利になりやすくなります。
遠征(移動)による疲れ
アウェイのチームは相手の競技場へ試合をするために移動します。その移動手段はというとチームが所有するバスで移動することもありますが、電車や飛行機で移動する事もあります。
JFLに所属する高知ユナイテッドSCがバス遠征で9時間かかったなんて話も出ていましたね……。
アウェイのチームは長時間の移動をした後に試合をするわけですから、いくら事前に休めたとしても疲れが多少残っているかと思います。
ピッチコンディション
サッカーを行う競技場は、場所によりピッチコンディションに違いがあります。
これは芝の長さだったり、水はけの良し悪しなどが挙げられます。また踏ん張りがどれだけ効くかという点もあるかと思います。
どのチームもホームで試合を行う時は、使い慣れた競技場でプレーをするため、有利に働くことがあります。
また、どのチームも自分たちのプレースタイルというものを持っています。ショートパスで繋ぐサッカーや、ロングボールを蹴り込むチームもあるでしょう。
ホームチームのプレースタイルに合うようにピッチ(芝)の手入れをしている事もあるため、ホーム側が有利になりやすいと言えます。
レフェリーのジャッジ
ホーム側が有利になるような判定がとられる事がしばしば……。絶対にあってはならないことですが、審判も同じ人間。
圧倒的な人の声に流される事もあるでしょう。
日本ではワールドカップ予選の中東の笛なんかが有名かもしれません。
ホーム&アウェイの勝率(過去5年)
ここからは実際にホーム&アウェイの成績を見ていきたいと思います。
欧州4大リーグとJリーグのホーム&アウェイの勝率を調べてみました。
プレミアリーグ
ホーム勝利 | 引き分け | アウェイ勝利 | |
2022/23 | 48 | 23 | 29 |
2021/22 | 43 | 23 | 34 |
2020/21 | 38 | 22 | 40 |
2019/20 | 45 | 24 | 31 |
2018/19 | 48 | 19 | 33 |
ラ・リーガ
ホーム勝利 | 引き分け | アウェイ勝利 | |
2022/23 | 48 | 23 | 29 |
2021/22 | 43 | 29 | 27 |
2020/21 | 42 | 29 | 29 |
2019/20 | 46 | 28 | 26 |
2018/19 | 44 | 29 | 27 |
セリエA
ホーム勝利 | 引き分け | アウェイ勝利 | |
2022/23 | 42 | 26 | 31 |
2021/22 | 39 | 26 | 35 |
2020/21 | 41 | 25 | 34 |
2019/20 | 42 | 22 | 36 |
2018/19 | 44 | 28 | 28 |
ブンデスリーガ
ホーム勝利 | 引き分け | アウェイ勝利 | |
2022/23 | 47 | 25 | 28 |
2021/22 | 47 | 24 | 29 |
2020/21 | 42 | 26 | 31 |
2019/20 | 40 | 22 | 38 |
2018/19 | 45 | 24 | 31 |
Jリーグ
ホーム勝利 | 引き分け | アウェイ勝利 | |
2022 | 40 | 32 | 28 |
2021 | 42 | 25 | 33 |
2020 | 39 | 22 | 39 |
2019 | 42 | 24 | 34 |
2018 | 42 | 25 | 35 |
過去5年のホーム&アウェイの成績を表にしてみました。やはりホーム側のチームの勝率が高い事がわかります。
そして注目なのが2020年の成績。各国コロナの影響で、サッカーも試合が延期になったり無観客で試合を行った年だったかと思います。
イタリアのセリエAを除いて、どこの国もホーム側の勝率が下がっています。
この結果を見ても、通常はホーム側のチームが有利だという事がわかります。
まとめ
ホーム&アウェイの成績を調べてみました。
結論としては、どこの国もホーム側が有利という結果となりました。
またコロナ禍での無観客試合ではホーム側の勝率が落ちた為、この結果からも本来であればホーム側が有利ということだと思います。
色々とホーム側が有利である理由を述べましたが、やはり観客の応援が1番なんですかね。
応援されると人はパフォーマンスが上がる。
なにか日常の生活でも参考になりそうな、そんな気づきを得たまとめとなりました。
以上、ホーム&アウェイの勝率についてでした!
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